IKIGAI経営とは

IKIGAI経営とは、
社員に「正解」や「あるべき姿」を示す経営ではありません。

また、
生きがいを教えたり、価値観を統一したり、
モチベーションを管理する経営でもありません。

IKIGAI経営とは、
過去の成功体験やセオリーへの執着を手放し、
この不確実な時代において変化を柔軟に受け入れて、
多様なものさしを使いながら最終責任だけを引き受けて立ち続ける経営の在り方です。

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「正解」が組織を動かせなくなった時代へ

これまで経営者の皆様は、競争に勝ち、成長し続けることを前提に、
時代ごとの「正解」を信じ、組織と人を守るために適応し続けてこられました。
その努力と重責に、私たちは深く敬意を表します。

それは決して、間違いでも、遅れでもありません。
この変化が示しているのは、それらが成立してきた時代が、静かに終わりつつあるという事実です。

VUCA(変動性・不確実性・複雑性・曖昧性)と呼ばれる先行きの見えない環境に入った今、
正解や再現可能な成功モデルはもはや事前に存在しません。

この変化は、経営者の努力や選択を否定するものではなく、
判断の前提そのものが書き換わったことを示しています。

だからこそ、わたしたちIKIGAI WORKSは
IKIGAI経営というあり方そのものを大切にしています。

IKIGAI経営が「しない」こと

複雑な状況下で、経営者が取るべき行動は多くありません。
むしろ、「しないこと」を決めることが、組織の自律性を引き出す戦略となります。

IKIGAI経営では、次のことを意図的に行いません。

論理的な正解を
配らない

メンバーの思考を停止させる「答え」を提示しない。

指示を先に
示さない

自発的な行動と問いを優先する。

メンバーの人生を
導こうとしない

過度な介入を避け、個人の領域を尊重する。

短期的な成功を
約束しない

長期的なビジョンと持続性に焦点を当てる。

これらは一見すると「何もしない経営」に見えるかもしれません。
しかし実際には、
組織の主体性を奪わないための、極めて戦略的な制約です。

IKIGAI経営が「引き受ける」唯一のこと

その代わりに、経営者が「ただ一つ」引き受けるものがあります。

それが、最終責任です。

責任を丸投げしない——問題から目を背けず、誰のせいにもしない。
結果から逃げない——困難な状況から逃げず、その場に「居続ける」。

この「引き受け方」こそが、
指示や戦略よりも先に、経営者の在り方そのものを決めていきます。

企業は、どこまで「生きがい」に関わるのか

IKIGAI経営は、社員の人生そのものに介入しません。

生きがいは、本来きわめて個人的な領域だからです。

企業が関わるのは、「働く」という営みの中で立ち上がるIKIGAIまで。

仕事の意味からは逃げない。
しかし、人生の答えを与えようともしない。

この距離感こそが、
企業と個人の健全な関係性をつくります。

IKIGAI経営がもたらすもの

IKIGAI経営は、即効性のある施策ではありません。

けれど、静かに、しかし確実に変化が現れます。

判断が軽くなる

無理な意思決定が減る

現場に余白が生まれる

自律的な動きが増える

生きがいは、制度で「つくる」ものではありません。
環境によって、思い出されるものです。

IKIGAI WORKSの役割

—— 実践(実装)を伴走するパートナー

IKIGAI WORKSは、
社員一人ひとりの「働く上での生きがい(IKIGAI)」を、
組織の意思決定やマネジメントの中心に据えるための支援を行います。

「IKIGAI経営」は、VUCA時代に不可欠な
「経営者の在り方」と「組織の持続性」を統合した考え方であり、
この『在り方』が定まってこそ、全ての制度や戦略が本来の力を発揮します。

私たちのもう一つの顔として持つ、一般社団法人日本IKIGAIデザイン協会が提供する
「立ち戻る場(コミュニティ)」に対し、

IKIGAI WORKSは、
その「在り方」を企業の現実に落とし込み、
既存の仕組みを活かしながら、
実際の経営・組織運営として定着させるまでを伴走支援する、
実装(実践)に特化したパートナーです。

最後に

もし今、「正しさが効かなくなっている」と感じているなら、
それは経営の失敗ではありません。
次の経営フェーズに入ったサインです。

IKIGAI経営は、
その暗闇の中で、無理に答えを出さず、
それでも立ち続けるための
現実的な経営のあり方です。

IKIGAIという考え方の原点について知りたい方は、
日本IKIGAIデザイン協会のページもご覧ください。
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